AutoCAD

【初心者必見】AutoCAD LT 2016のコマンドのエイリアスいじってみた。

普段AutoCAD LT を使い慣れている方には物足りない情報だと思います。
そっと戻るボタンを押して下さい。笑

僕は今の会社に入ってAutoCAD LT 2016 を初めて使ったのですが、最初って戸惑いの連続ですよね。

もう何するにも時間掛かるし、印刷の仕方もわからないし、もどかしくて僕はイライラしてました。
今回は同じ思いをしている人が少しでも楽になれば嬉しいな。という記事です。

作図のパターン2つ

図面の書き方には2通りあって、

こういうのをポチポチ押しながら描く方法とキーボードで直接コマンドを入力して描く方法があります。
あ、コマンドって言うのは上図の線分とか円とかのことです。
どっちの方がいいっていうのはたぶん無い!
ネットではキーボードで直接入力する方が速いってよく見るけど、うちの会社のベテランさんで描くのめっちゃ速い人はポチポチクリック派だし。
そこは好みだと思います。
僕はキーボード直接入力派なんですが、それはなぜか?

・マウスでカーソルを一々ボタンに動かすのがめんどくさい
・Excelでショートカットキーを入力することに慣れていたから

これに尽きる。
ポチポチだとすべての操作がマウスに依存してしまうので片手しか使えないんですよ。
コマンド直接入力だと片手はキーボードでコマンド入力、片手はマウス操作、と役割分担ができるので
負担軽減ができるし、片手より両手の方が速いっしょ!という安易な理由です。
実際僕にはこれがしっくりくる。

ここまでを見るとキーボード入力の方が良さそうに見えるんですが、標準のまま使うと重大な欠点に出くわします。
コマンドを入力する際、例えば線を引きたい時『LINE』の『L』を入力してエンターなんですが、これは半角入力の時にしか認識してくれません。図面に文字を打つこともあるので、半角全角を意識しなきゃいけないのは辛いです。
そこでやっと本題。。。

エイリアスって結局何?

コマンドの省略のことらしいです。さっきの例でいくと『LINE』の『L』を入力するだけで線分のコマンドが使える。

これはエイリアスの編集をすることで様々なコマンドに対応できます。
大丈夫、簡単です。
『LINE』の『L』を全角で入力すると『l』になりますよね?
これをAutoCADに教えてあげればいいんです。
スマホのユーザー辞書みたいなもんです。

早速やり方ですが、

画面左上の管理タブ>エイリアスを編集>エイリアスを編集

するとメモ帳が起動します。
中身が全部英語で書いてありますが落ち着いて下の方にスクロールしていって下さい。
画像の様な項目が出てきます。
なのでその最後の項目に付け足していけばいいだけです。

【作図系】
L, *LINE
C, *COPY
CI, *CIRCLE
M, *MOVE
F, *FILLET
T, *TRIM
J, *JOIN
MI, *MIRROR
RO, *ROTATE
O, *OFFSET
S, *STRECH
PC, *MATCHPROP

【レイヤー制御・選択系】
LL, *LAYLCK
LU, *LAYULK
ON, *LAYON
OF, *LAYOFF
QSE, *QSELECT

【印刷】
PLO, *PLOT

僕がよく使うコマンドはこんな感じなんですが
これの全角版を作成します。
コピペでやってみていけたら使って下さい。
試してません。笑

l, *LINE
c, *COPY
し, *CIRCLE
m, *MOVE
f, *FILLET
t, *TRIM
j, *JOIN
み, *MIRROR
ろ, *ROTATE
お, *OFFSET
s, *STRECH
pc, *MATCHPROP
っl, *LAYLCK
ぅ, *LAYULK
おn, *LAYON
おf *LAYOFF
qせ, *QSELECT
pぉ, *PLOT

これを入力して上書き保存、AutoCADを再起動すれば、対応できているはずです。
最初はコマンド覚えるまで大変だと思いますが、
慣れると非常に楽に作図できると思います。

AutoCAD初心者の皆さん、一緒に頑張りましょう。