AutoCAD

【AutoCAD】文字の基点を変更する方法【JUSTIFYTEXT】

こんにちは、しょーたです。

AutoCADで作図をしている皆さん、おつかれさまです。
今回も便利なコマンドを勉強したので共有します。

脱初心者目指して頑張りましょう!
今回は文字の基点を変更する方法です。

それではどうぞ!

Contents

そもそも文字の基点って?

AutoCADではオブジェクトを移動する時、オブジェクト全体ではなく、オブジェクトの端や中心など、任意の点を選択して移動します。その点が基点です。
線や円であれば、線の両端、円の中心など選択する箇所が決まってますが、文字の場合は、いろいろなパターンの中からあらかじめ設定しておくことができます。
今回は文字の基点の設定方法についてお伝えします。

文字の基点を変更する方法


コマンドで直接PROPERTIESを実行するか、リボンの [表示] タブ > [オブジェクトプロパティ管理]でまずはプロパティパレットを表示します。
基点を変更したい文字をクリックすると、プロパティ画面がこのように変化します。
中段の文字内位置合わせのプルダウンをクリックすると基点の一覧が表示されます。
その中から任意の位置を選択して下さい。
これで文字の基点の変更ができました。

注意この方法で基点を変更すると、それに伴って文字の位置が変更されます。
文字の位置が重要ではない場合であれば、プロパティからの変更で事足りますが、既存の表データを編集する場合、大変なことになります。

そんな場合は、次の方法で文字の基点を変更しましょう。

おすすめ!JUSTIFYTEXTで文字の位置をずらさずに基点を変える方法

先ほどはプロパティからの文字の基点を変更する方法をお伝えしましたが、文字の基点を変更したのはいいけど文字の位置が変わるのは困る…という場面が多々あると思います。
そんな場合はどうするかというと、JUSTIFYTEXTというコマンドを使用すれば解決します。
JUSTIFYTEXTで文字の基点を変更すると、文字の位置を変更することなく、基点を変更できるので重宝するコマンドです。

JUSTIFYTEXTの使い方


コマンドで直接JUSTIFYTEXTを実行するか、メニューの [修正] タブ > [オブジェクト] > [文字] > [位置合わせ]をクリックします。
対象の文字を選択します。

図のように基点一覧が表示されるので、任意のものを選択します。
するとどうでしょう。配置が崩れることなく、文字の基点が変わっているはずです。

おわり!

いかがでしたか?
僕の会社では表を線と文字で作成しているので、表の編集には一苦労も二苦労もしてました。
AutoCADは他のCADとも互換性が低いので、表が崩れていることもしばしばです。
JUSTIFYTEXTを知ってから面倒だった表の作成や文字位置の調整がすごく楽になりました。

この記事を読んでくれたあなたの作業が少しでも楽になれば幸いです。

今日はこんなところで!
それではまた。